音楽劇『シューベルトものがたり』
4月20日にグロリア少年合唱団の春の定期演奏会がありました。
今まで、この合唱団に所属して沢山の場所で歌う事が出来、
またそれ以上に知りえなかった沢山の歌を知り、
共に歌えるかけがいのない指導者、友人に出会いました。
そんな中、今回主役を演じさせてもらえた事は最高の喜びでありました。
昼と夜との二部構成になっており、そのため役も二人ずつ必要でした。
もう片方の主役は今までも活躍してきた本当に凄く、
恰好良くそれに劣らず性格も良い人でした。
そんな人と同じ役を演じる事が出来た事もこの上ない喜びでした。
同時に、同じ役を演じるのには他の心情もあった事も事実です。
指摘をされる事はより良くなる事であるのに嫌がっていた。
何処かで何時も意識していた。
隠しているつもりでしたが滲み出ていたようです。
無論、ここに書いてそれが許されるとも思いませんが…。
謙虚さを保てない、そんな自分が申し訳なくもなりました。
それでも成功させられたのは皆の暖かさがあったからこそだと。
私を信じて役を与えて下さった先生方、
間違いを笑って見ていてくれた団員のみんな、
衣装の事等で奔走してくれた親、
何処かで応援してくれていた学校の友人達、
全ての人に感謝をしています。
前日は良く眠れました。
本番が近づくにつれて段々と不安がつのってか食事が通り難かった。
何時もと違った事は、朝風呂に入った事と、整髪してもらった事。
ワックスを初めてつけた感想は、とても痛かった。
思えば一日中形を保つためなら当然なのだろうが、痛かった。
出発前に衣装を着て玄関前で写真撮影をした。
誰も前の道を通らなかったのが救いだった。
上の学年は舞台準備のために一時間程早く集合だった。
焦りすぎたためか行くと、役員の誰かのお母さん一人だけだった。
台本を読みながら待ち、手伝いをした。
照明設置のためじ十分程で終わり、雑談をしながらリハを待った。
全部の台本をもらっていながら開演数時間前に全貌を知った。
終盤に差し掛かり、時計を見ると会場二十分前で焦った。
着替えをすませ控え室の時計を見ると既に始まっていた。
皆の準備が終ったところで舞台袖へ。
初めの場面は幼年時代のシューベルトが宮廷楽団の試験に来たところ。
彼の生い立ちを嘲笑い、歌声を聴き態度を変える団員の一人。
緊張しながらもソロをこなした子に感心していた。
それが終わると彼が教師になり言う事を聞かない生徒に悩む場面。
二日前に一度だけ練習した場で舞台に一人で立つのは緊張した。
自分の世界に入っている様に見せかけ、客席を見ないようにしていた。
直に場面は変わり、悩みを抱えた彼が想いを抱いているテレーゼの家での場面。
友人ハンスと彼女に励まされ、作曲の道へ進む事になる。
悩みと好意の両方を表現することは出来なかったように思う。
それでも無事にその場面を終える事は出来た。
後半、酒場で友人達と久しぶりの再会をする場面。
ともかく楽しそうな雰囲気を作るのに何度も練習をしていた。
幕が開く数分前まで新たな台詞を加えていた。
演奏会の場面で物語は幕を閉じた。
二部では盛り上げ役を演じた。
全てが上手くいった訳ではない。
それでも悲観的になることをせずに皆がやっていたと思う。
一生懸命やっていれば完璧でなくとも伝えられる。
歌が好きで堪らない人達の集まり。
その一員であれた事を心から誇りに思い有難く思います。
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